ツイッターに投稿しようとして踏みとどまった くだらない 下書きを眺めていたところ半笑いになりました。

下書きにある、わたしの好きな言葉3選って……。こんなキラキラと輝くフレーズを見つけてしまい私はどう料理しようと思ってたのかな?
と過去の自分に突っ込みそうになりながらも『北海道フェア』と書いていたので自分らしくて安心しました。
こういうユルいのは好きだなぁ。よくある幸せな言葉よりテンション上がるなぁ。
いやぁ、そもそも幸せってなにかねアガサくん……?
と、幸福論は題材的に意識が高くて疲れる場合もあるので、私にとってゆるやかな幸せな言葉を探す旅に出かけました──。
幸せになる言葉たちを日常から探してみる
ひとまず『幸せになる言葉』といってもイロイロあるわけで
このように定義しました。
- 哲学的なあるあるではなく、
- 空から1億円が降ってくるという非現実的なものでもなく、
- 街を歩けばたまに遭遇する日常の「おっ!やったー」という感じ。
これが私の思う幸せかなぁと。
さて。それを身の回りの出来事でいくつか探しましたところ、まずチョイスしたのは
北海道フェア。
北海道はシンプルに美味しい言葉を並べてくれる。いつだって幸せにしてくれる。
- いくら
- サーモン
- カニ
- 六花亭のマルセイバターサンド
- ジンギスカン(は、フェアにはないか)
- などなど…
ただただ、美味しいものが並ぶ。それが北海道フェア。
北海道は偉い。天才。そんな安易に言葉を並べたくなるぐらい大好き!
食べると幸せなのに、食べる前から幸せにさせてくれる北海道マジック。
たまたま立ち寄ったデパ地下で『北海道フェア開催!』なんて見かけたら、胃袋がダンスする。
北海道のいくらが「シャルウィーダンス?」って言う。
そしたら私は光の速さでうなづき、その夜いくらと踊る。
北海道のみなさん、ありがとう。
エヴァンゲリオンの最終回では「ありがとう」で締めくくるのに大変驚きましたが、今なら私だって言えます。すべての北海道にありがとう。
こんな感じで私が幸せになる言葉は靴屋さんにもあります。
幸せになる言葉2「在庫ありました!」
お店で靴を試し履きしたときなんかに遭遇するのですが、(これ…いいじゃない?)と思ったとき自分にフィットするサイズがなかったときの喪失感。あれって悲しい。
まさに今、目の前で幸せを掴もうとしている瞬間に叩き落とされる『在庫なし』パターン。ノー在庫。
誰も悪くないのに…悲しみが残る…。やつ。
だけどまぁ私ももう30代なので…無かったら無かったで縁がなかったのかな~。なんて思えるところもあります。つつましく、凛として、キリっとした感じの表情で、「無くても死なないし。」って。
ただ、店員さんが「ちょっと在庫確認してきますね~」って言うとやっぱり期待してしまう。あるのかな!?って思ってしまう。
一応ね、気持ちに予防線は張っています。(まぁ、ないかもな~。)って。在庫がなかったとしても30代だから。ショッピングレベル30代だから。
でも……、ご縁が無かったとやり過ごせる時もあれば、心の中の川平慈英が、
川平慈英って人が、
ホームだ!絶対に勝たなければならない闘い。vs タイ。ありったけの勝利の念を、信じる想いを、魂をここ埼スタに送ってください!いくぞ日本!待ってろロシア!!!! pic.twitter.com/3ZYtONnsMk
— 川平 慈英 Jay Kabira (@2013tabu) 2017年3月28日
「絶対に負けられない戦いが、そこにはあるんです」
──と心の中で叫んでるときもあります。
そんなとき。
店員さん「在庫ありました!」
・
・
・
・
・
「ゴーーーーーール!!!」
もうサッカーなら優勝。日の丸を掲げてグラウンドを走り回る程度には幸せ。
ワールドカップと比較すると小さすぎる幸せかもしれないですが、私はこういうので幸せを感じまして、もう目の前の靴で必死のパッチです。
「ジャストサイズがあった!ジャストサイズがあった~!」って心の中では祭りに使う「シデ棒」を空に突き上げ喜ぶ。
…なに言ってんだ?って話をしています(^^)
うん。
「…幸せってなんなのかな?」
そう夕暮れ時に空に向けて心のわだかまりをボソっとつぶやき、道に落ちてる空きカンをぽーんと蹴っ飛ばしたい人生でしたが、私はというとお昼ご飯をたくさん食べてお腹がぽーんと弾むムダ肉を蓄える人生を歩んでいる最中です。
ただ、そこで気づいてしまった。探してたものが見つかってしまった。30代の私が幸せになる言葉の正体を。
先日のことです。
中華料理を食べ過ぎて「お腹いっぱい、幸せ……」とぽんぽんのお腹を抱えながらお店を出たところでパートナーがこう言いました。
「アイス買ってく?」
うるち「…え?」
「アイス買ってく?」
うるち「…え?」
「アイス買ってく?」
幸せになる言葉が生まれました。
幸せになる言葉3「アイス買ってく?」
そう中華料理って味付けが濃い料理が多い。わたしが行くお店は、ですが。
そして満腹なのに、なぜか食後はスッキリとしたものや甘みのあるアイスが食べたくなる。
満腹なのに。
満腹なのに。
まんぷ(ry
そこで、コンビニでも寄ってアイスでも買う?と聞かれると、それは2つ返事で「はい!」しかないわけです。想像するに容易い。中華料理のあとのアイスなど、幸せを感じるものでしかない。
そんな必ず手にいれられる幸せ、逃すわけにはいかない。
満腹なのに何故か心の胃袋が手を伸ばして世の中の美味しいものを食べようとするとき、そのチャンスが舞い降りたとき、そのチャンスを誰かと共有するとき、私は今までにないぐらいに幸せになる。
これが私の幸せです。ええ。
最後にもう一つ私が幸せになる言葉がありました。
幸せになる言葉4「サムシングエルス」
なんか分からないけど、サムシングエルスと聞くとほわっと嬉しくなる。
なんでだろう。
とりあえず「あ~!電波少年あったね!」って、なる。
……そう、それが言いたかった。「懐かしい!」って会話をすることがゆるーい幸せに繋がることが多い。
人と思い出を共有するとき、わたしのドリカムが暴発する。うれしい!たのしい!だいすき!って。
ほら、ブルームオブユースもあったね!って。なすびの懸賞生活とかー!って。
別番組だけどウッチャンナンチャンのイライラ棒とかさ~。っていう会話。好き。キボンヌ。
そういうわけで、サムシングエルスという言葉を聞くとなんかちょっぴり幸せになるのですが、彼らの代表曲『ラストチャンス』の歌詞を調べましたところ、こんな一節がありました。
このままじゃ終われないんだ
答えなんて本当は何処にもないけど
そう。幸せの答えなんて何処にもない。
あるとしたら…
それは北海道にあると思う。
まだまだサーモンもいくらも食べきってない。このままじゃ、終われない!
──わたしは幸せの謎を解明すべく、北海道の奥地へと向かった──。
おしまい。
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