また、エモい夏が来るよ。

「わたし恋をしている」
そんなフレーズがラジオから流れてきて、私はもう見ることはない景色を、教室の窓から眺める校庭のような景色を思い出していました。

そもそも

ラジオから流れた松本英子さんのSQUALLが耳に入ってきて、なんとなく作業中に聴いていました。この歌詞…脳内をくすぐるなぁって。

「夕焼け染まる駅のホーム」「汗をかいたアイスティーと」…なんてさ。こんな風景、簡単に思い浮かぶ。そこらかしこに散らばめられた歌詞から夏を意識していました。エモい。

この曲、作詞作曲ともに福山雅治さんですね。
良い表現するなぁ。

夏と言えばね

思い出すのは小学生のときに友達の家に遊びに行ってジュースを飲んだ他愛もない日々とか、かなぁ。

──小学校の高学年になったら家の電話とかで「今日あそべる~?」なんて声をかけてから遊ぶ約束をしてたかもしれないけれど、低学年のときは何も考えずに突然近くの友達の家に行って「ピンポーン」ってインターホンを鳴らして「○○くん、あそぼー!」って声かけて、家にいたら遊ぶとかそんな感じじゃなかったかしら。

そしたら友達のお母さんが出てきて「○○、今ちょっと出かけてるから家で待ってて~」なんて招いてもらって、お邪魔しまーす!って言って。
で、めちゃくちゃ外は暑かったから原液薄めるタイプのカルピスをコップ一杯に入れてもらって一気にそれを飲んで「喉渇いてたんだねーおかわりどうぞw」なんて。他愛もない記憶なんだけど。

ほかには夏といえばなんだろう。

汗でビショビショになりながら家に帰る通学路。
地獄のシャワー。プールの後の授業の眠たさ。
汗でベトベト素肌に貼りついて、気持ちのわるい制服。
放課後、遠くで聞こえる吹奏楽部の練習の音。
学食で食べたアイス。

近くの市まで友達と自転車で行って、帰りはお尻が痛くて痛くて一緒に立ち漕ぎしたあいつ…元気かな。

なんで夏は懐かしく、エモくさせるのかな

夏の終わり。はしゃいでた時間が終わってしまうことを、今はもう知ってるから?

そう思ったけれど、春は卒業シーズンで別れもあるし、秋はキンモクセイの匂いや、秋というだけでセンチメンタル感あるし、冬は人肌恋しくなったりでメンタルダメージ大幅アップする感じあるし、基本的には全シーズン、叙情的、エモさは備わってる。

これは、夏に限らず「子どもの頃ように、はしゃいでた、あの時間。」を、もう一度体験してみたい気持ちの表れなんだろう。

夏はエモいんじゃなく、きっと私がいつかのエモい夏を探してるからなのかもしれない。

そんな明日には消えてゆくような想いを文章にして、日本は季節があって素晴らしいな。と結論づけてしまうのは私が大人になったからなのかもしれない。

そうしてWILKINSONの炭酸水を一口飲みながら夏を迎えようとするのでした。
さて、痩せるぞーう。おしまい。

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