子供のころ、金曜とか土曜とかにテレビで放送される映画にはその映画を番組の冒頭でチラッと解説する人がいました──。
今も芸能人なんかが週末の映画の冒頭とかで、「それではご覧ください、どうぞ~!」なんて紹介するのをチラホラ見るけど、当時はチャンネル? によってその解説の役目の人が決まっていて、その1人が日曜洋画劇場の担当の淀川 長治(よどがわ ながはる)さんという人だった。
私の頭に残っている彼は白髪のおじいちゃんで、スラムダンクの安西先生を思い起こさせる感じ。やわらかい見た目で、でもどこかキリッとしてる。
その淀川さんが映画が終わったあとに必ず言う決まった言葉があって、それが「さよなら さよなら さよなら」。
この、”さよなら” を2回言ったあとに少し間をおいてから最後に1回「さよなら!」と言うのがなんとも特徴あったなぁなんて思うわけで。
淀川長治 さよなら さよなら さよなら
この懐古モラトリアムもいつか閉鎖するときが来るとしたら、淀川さんのように最後に “そう” 言い残し、そしてキーボードを床に置いてからの、「普通の女の子に戻ります。」と空に吐いてネットの世界から去ろうかしら。
──いや、当サイトは永久に不滅です!!といった具合にミスターをかもし出すのも…。なんのこっちゃと考えながらのお昼やすみでした。
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